政治リスク 2005 4 11

 中国の反日運動が、要注意なのは、
これが、大きくなると民主化運動につながる可能性があるのです。
 そうなると、政治的な混乱に加えて、経済的な混乱が予想されます。
もちろん、日本企業は、こうした政治リスクを承知の上で、中国に進出したのでしょう。
 こうした動きは、今回、収まっても、
砂浜に打ち寄せる波のように、
姿を変え、形を変えて、押し寄せてくるでしょう。
そして、最終的には、民主化運動へと発展していく可能性があります。

国際金融 international finance 2005 4 13
 中国において、リスクがあると思います。
それは、反日運動が、民主化運動に転化する可能性です。
 政治家は、「中国が民主化されることは、よいことだ」と考えるかもしれません。
しかし、国際金融市場において、波乱があるかもしれません。
中国における政治的な混乱が、世界的な「経済的な混乱」を招くかもしれません。

ニューズウィーク日本版の10月6日号には、このような記事があります。

「エコノミストたちは、アメリカの金融政策が機能しなくなると警告する。
FRBは、インフレを未然に防ぐために短期金利を引き上げているが、
アジア諸国が、アメリカ国債を買い続けているために、
長期金利は、低水準に張りついたまま。」

「『FRBは、短期金利を操作できるかもしれないが』と、
国際経済研究所の研究員は言う。『長期資金の支配者は中国だ』」

「アメリカ政府が断固たる態度に出られないのは、
財政赤字の穴埋めを外国資金に依存しているからだ。」

 また、別の専門家は、
「『中国は完全にアメリカの急所を押さえている』、
『中国がドル買いをやめたら、長期金利がはね上がり、
資本を安く調達できる時代は終わる』」と言う。






























トップページへ戻る

過去の記事コーナーへ戻る